近年で急激にスマートフォンが広がり、高齢者の方もガラケーからスマホに機種変更して持つことが多くなってきました。
そこで増えてきているのがスマホに関するトラブルです。
ここではシニア層が巻き込まれるかもしれないトラブルと対策・解決策を取り上げたいと思います。
不要なサービスやオプションで高額
前にこの問題が騒がれたおかげで今は減って来ていますが店舗へスマホを購入しに行き、店員にあれもこれもと薦められてサービスに加入してしまい月額料金が高額になってしまうケースがあります。
そこまでスマホを使わないのに料金プランが高めになったり、「初月無料で後で解約すればタダですよ」と様々なアプリやサービスに加入を促されて入ってしまいます。
実際に料金発生までに解約すれば無料なのですが、高齢者の場合は忘れてしまいそのままずっと料金を払い続けたりします。
解決策としては店舗での契約の際には家族同伴で行く、スマホに詳しい友人知人について来てもらう。
もしくは後日に契約内容を家族や友人にチェックしてもらい不必要なサービスを解約するといいでしょう。
大手キャリアでは昔は多かったのですが最近は是正されてきています、ただ用心に越したことはありません。
格安スマホの場合はネットでの申し込みが多いため、店員に薦められることがないので不要なオプションを付ける事は少なくなります。
架空請求メール
ある日突然、料金が発生しているのでお金を払え的なメールが届いてくるケースです。
実際にお金を払うのはもちろんの事、メールに返信したり書かれている電話番号に掛けたり、書かれているサイトにアクセスするのはやめましょう。
相手に付け入る隙を与えますし、カモとしての名簿が残されてしまいます。
主な原因としては懸賞に応募したりサイトに登録したときにメールアドレスや電話番号を書くのですがこの個人情報が流出したり、詐欺グループがパソコンを使って無差別にメールを大量に送りそれが運悪く届いてしまう事があります。
架空請求の文面で支払い期限を明記して貴方を困惑させているかもしれませんが、まずは落ち着きましょう
解決策としてはまず無視する事、そして家族友人に相談する事です。
それがすぐにできなくて不安な方は国民生活センターが消費者ホットラインを設けているので相談をしてみるといいでしょう。
消費者ホットライン番号「188」
ワンクリック詐欺
詐欺サイト内や迷惑メール文中のリンクをタップしてしまい、次の画面で利用料金の請求画面が出てお金を払わせようとする詐欺です。
昔はパソコンでインターネットをしている人を対象にしていたのですが、今はスマホでも同様の詐欺が出るようになりました。
特にアダルト系サイトによく仕込まれていて、動画を見ようとすると「入会手続きが終了したので5万円必要」という画面がでます。
他にはスマホがコンピューターウイルスに感染しているのですぐに直しましょうという警告画面になり連絡先が書いているケースもあります。
解決策としては架空請求メールと同様まずは無視する事です。
どんなことが書かれていようとこちらからは連絡しないのが重要で、一度連絡するとそこからどんどん詐欺の手口にハマってしまいます。
どうしても気になってしまうのなら家族友人に相談や、消費者ホットラインに連絡するといいでしょう。
消費者ホットライン番号「188」
スマホの使い方がわからない
こちらは詐欺ではないので慌てる必要はありませんが、やはり高齢者の方にはスマホの操作は難しいものです。
それが初めてのスマホならなおさらですよね。
操作を教えてくれる家族が近くにいればいいのですが、いない場合は困ってしまいます。
大手キャリアの場合は店舗が多いので店舗まで相談に行くのがいいでしょう。
また、高齢者向けスマホには操作や不具合のサポートに力を入れている会社が多いので普通のスマホを購入するより安心できます。
最近は格安スマホでも実店舗がある会社が増えてきていますし、TONEモバイルのようにスマホを置くだけで自動的に問題を検知するサービスも登場しています。
格安スマホの高齢者向けのサポートは千差万別なので、安さだけで選ばずに充実したサポートがあるところを選ぶべきです。